古い町並み記録 千人同心街道と中山道の間宿 吹上宿

2019/05/29

古い町並み 古い建物

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今回はロードバイクの記録ではなく 番外編として埼玉県の古い町並みを少しだけご案内

当方はどちらかといえば自転車よりも古い町並みや古い建物の方が専門分野となります。

観光地化された伝統町並みにはあまり興味はなく、手付かずの昔ながらの町が好きでして これまで多くの場所を歩いてきました。

その時に撮影した膨大な数の写真をウエブサイトで整理したいのですが、あまりにも写真の数が多すぎて手に負えなくなってしまいました。

本ブログではロードバイクで改めて訪れた場所に関しましては、簡単にご紹介して参りたい考えております。



ロードバイクを走らせ鴻巣市と熊谷市の市境付近までやって来ました

写真は国道17号 鴻巣市の北新宿(旧吹上町)気が付けばこの付近も商店が増えてきました


昔の千人同心街道(忍みち)を通って国道17号と並行する旧道へ移動



旧町地区に近づくにつれ古い建物が増えてきます



新緑の美しい元荒川を渡ります



古い区画が残る旧吹上町の旧町地区



昔の中山道跡である県道307号です。ここが吹上の古くからの町場となります。

吹上は千人同心街道の宿場町でありながら中山道の「間の宿」としても繁栄した町です

ロードバイクだと町の隅々までは周れないので、今回は当方お気に入りの建物だけ抜粋します


旧吹上宿の古い町並み景観は、残念ながら道路の拡幅などにより破綻しています。

しかし旧町北端の一画には写真のような見事な長屋建築が残っています。



おそらく昭和の戦時中から戦後期あたりに建てられた物と思います。

この場所に訪れたのは4年ぶり程でしょうか、この建物がまだ残ってくれていて嬉しいです。



同建物側面

手前の駐車場にも昔は同等の建物が連結していたと考えられます



同じく側面からです。建物の周囲は更地化され孤立した状態となっています。

数年前に訪れた時には この駐車場にも昔ながらの商店が存在していた記憶がありますね、古いフォルダを探せば写真が残っていると思います。


同長屋建築の裏手です。



そしてこちらが長屋の向かい側に立つ古い商店建築です



いわゆる看板建築の部類に入る建築様式ですが、元々は氷屋さんを営まれていた様です。

数年前に訪れた時と比べて かなり建物の劣化が進んでいるので心が痛みます。



二階の看板建築部分には壁職人の手による装飾が加えられている。一階の店舗部分はライオン看板です



更地化された側面 

以前はこの場所にも古い建物が並んでいた記憶があります

それから店舗棟の後方、蔵の屋根が欠落してしまった様です

吹上は駅前からの道路拡幅工事が進行しておりますので 今回ご案内した北側区域に残る旧建築物もいづれは消滅してしまうものと考えられます。



おまけ 帰り道に立ち寄った行田市駅前にて

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